まず、「実行委員会」準備会事務局よりこれまでの経緯を説明したあと、参加者の自己紹介を行い、ついで自由討論に移りました。討論のなかでは大まかに以下のようなことが話し合われました。
◆「京都社会フォーラム」の理念、全体企画のイメージについて
出された主要な意見:
○準備会提案の提案のプログラム案では、分科会→全体会という流れだが、むしろ全体会を最初に持ってきて、ある程度の共通の認識をつくってから個別の問題に入っていく方がよいのではないか。
○グローバリズムが諸悪の根源だという答えがあらかじめ用意されているようなものではよくない。手探りで解決策を発見していく過程が大事。
○個別の問題意識を自由に発言してもらうリレートーク的なものを全体企画として最初に持ってきたらよいのではないか。
○交流の「場」を提供するというのが社会フォーラムの基本的な内容。現場からもちよってグローバリゼーションの問題に至る方向性と、いっぽうでグローバリゼーションがどのような問題を引き起こすのかということを実行委員会サイドから伝えていく方向性と、両方のベクトルが必要。
○グローバリゼーションというだけでまとめきれない問題がある。分科会は「グローバリゼーションと○○」という縛りはしないほうが良い。様々な社会問題に意識を持つ人々が顔を合わせる、ということがまず重要。
○分科会という名称は問題。分科会とは全体会に対する言葉だ。社会フォーラムとは分科会を全体会で集約するということではないはず。
○「京都社会フォーラム」自体が、これまで実績のある「世界社会フォーラム」やグローバリゼーションの問題の宣伝だ。それはそれで伝えていく工夫を。
○ジェンダー問題への視点も重要だ。
以上の意見を踏まえ、事務局で検討を加えて、総論的な基調講演+自由なリレートークによるメイン企画→各ワークショップへという流れでの新たなプログラム案を作成し、第2回実行委員会に改めて提案することになりました。
◆会場について
○食品販売などについてはとくに制限はない。音楽関係など文化企画についてもやれる余地はある。参加希望との関連で今後検討をすすめていくことになる。
○京都大学の生活協同組合、教職員組合の協力を得るようにするとやりやすいのではないか。
◆「呼びかけ文」について
「実行委員会」準備会名の「呼びかけ文」に若干の修正を加えて、「実行委員会」名の呼びかけ文として採択しました。
◆人事について
事務局長に鈴木宏介(ATTAC京都)、会計に小森政孝(ATTAC京都)を選出しました。なお、代表については引き続き検討していくことになりました。
◆次回実行委員会について
第2回実行委員会を9月28日(火)19:00より、ひと・まち交流館にて行うことを決めました。